2017/07/07 00:57

新潟の伝統的工芸品 新潟・白根仏壇×加茂桐簞笥のコラボレーション!
2017年5月5日にお披露目した「色漆錦鯉×特製桐箱(愛称:KOIOKI コイオキ)」が、本日7月7日にオープンしたタクミクラフト・ショップでお求めいただけるようになりました。色漆錦鯉は新柄も追加され、バリエーションも豊富に。可憐な姿に思わず笑みがこぼれます。

「KOIOKI コイオキ 色漆錦鯉×特製桐箱」とは・・・?

伝統的工芸品 新潟・白根仏壇の塗箔師・羽賀良介さんと蒔絵師・富美子さん。漆や金箔を巧みに操り、日々仏壇の製作に向きあうお二人が、世にも愛らしい鯉の箸置きを生み出しました。「錦鯉の愛嬌と優雅さに小千谷で会って一目惚れ」とは生みの親である良介さん。本物の素材だけを使い、一匹一匹、丁寧で緻密な製作工程を重ねています。その宝石のような美しさを更に引き立てるのが、伝統的工芸品 加茂桐簞笥の特製桐箱。アイディアに溢れる熟練職人、鈴木浩昭さんが誂えた桐箱は、箸置きを鑑賞して楽しむという遊び心の提案です。新潟県の観賞魚「錦鯉」が、桐の流紋を泳ぐ姿はなんとも愛らしく、可憐。長くお手元において可愛がっていただけましたら幸いです。

   

 左より作家の鈴木浩昭さん、羽賀富美子さん、羽賀良介さん      お部屋に飾るとこんなにかわいいです!

 

■□ KOIOKIのできるまで □■

本物の素材だけを使い、熟練工芸作家が一点一点心をこめて作っています。

***色漆塗/蒔絵***
五葉松を鯉の形に削り出す



木地固め、布着せ



錆び付け後、漆塗りを重ねる

色漆による絵付/蒔絵



裏面に刻印を施す


桐箱におさめ金具を装着、焼印をいれて完成


***特製桐箱***
桐の板を3年間天日にさらし渋抜きをする

十分に乾燥した板を選定する

鉋がけをして表面を滑らかにする

形を切り出す


釘を使わず、タンスの製造技法を用いて組み立てる

 

■□ 作家プロフィール □■

●羽賀良介/羽賀富美子 (新潟仏壇|羽賀佛壇店)

創業明治40年、伝統的工芸品 新潟・白根仏壇の老舗 羽賀佛壇店のめおと伝統工芸士。塗箔師の良介さんは、5職(木地、彫刻、金具、塗箔、蒔絵)の分業で製作される仏壇工程のいわばプロデューサー的役割を担う。蒔絵師の富美子さんは、仏壇を更に美しく装飾するアーティスト。漆で描く様々な絵柄と金粉、螺鈿などで飾られた仏壇は、見る者を惹きつける。漆の香りが漂う工房で、各々刷毛や絵筆を握る二人の手から生まれる作品には、仏壇職人の誇りと高度な技術が存分に込められている。

 
●鈴木浩昭 (加茂桐箪笥|鈴木石太郎タンス店)
創業明治20年、伝統的工芸品 加茂桐簞笥の老舗 鈴木石太郎タンス店の熟練職人。国産桐にこだわり、アイディア溢れる現代の桐製品を次々に発表。鉋掛けが命と語る鈴木さん、聞けば体育大学出身のスキーヤーだとか。マルチな熟練職人の次の閃きが待ち遠しい。

 

■□ 製品情報 □■<KOIOKI 基本セット>
色漆錦鯉 1折 特製桐箱入(通常仕様)   8,000円(税別)
色漆錦鯉 2折 特製桐箱入(通常仕様) 15,000円(税別)

・色漆錦鯉(国産五葉松/色漆蒔絵)サイズ:約W70xH22mm(箸置きサイズ)
・特製桐箱(新潟県産桐/手打ち金具)サイズ:W115xH115xD30mm(通常仕様)/D37mm(ショーケース仕様)
Made in Niigata, Japan

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